海上保安レポート 2020

はじめに


TOPICS 海上保安庁、この1年


特集 海上保安庁新時代


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

6 海上交通の安全を守る > Column Vol.12 関門海峡海上交通センター運用開始30周年!
6 海上交通の安全を守る
Column Vol.12
関門海峡海上交通センター運用開始30周年!
関門海峡海上交通センター
30周年ロゴマーク
30周年ロゴマーク

関門海峡海上交通センター(関門マーチス)は、令和元年6月、運用開始から30年を迎えました。

平成元年6月1日、関門海峡とその周辺海域の海上交通の安全のため、東京湾、備讃瀬戸に次いで全国で3番目に運用が開始されました。

関門海峡は、一日約1000隻もの船舶が往来する海上交通の要衝であると同時に、航路が狭くS字状に屈曲して見通しが悪いうえ、強潮流のため航海の難所でもあります。

海上交通センターは、レーダーやAIS等で、船舶の動静や航行の安全に必要な情報を収集・整理して、関門海域の船舶の通航状況を常時把握し、巡視船艇と協力しながら24時間体制で海の交通安全を見守ってきました。

30周年にあたり、関係各所への謝意と海上交通センターや海上保安庁の理解促進を目的として、職員が作成したロゴマークは、「関門マーチスカード」や「関門海峡マリンガイド」等に使われ広く親しまれました。また、令和元年11月1日には、今日の礎を築かれた諸先輩方をお招きし謝恩会を開催、平成から令和へと関門海峡の安全を守る気持ちを再確認しました。

これからも、今日の礎を築いた先人の皆様に感謝し、職員一致団結して関門海峡の海上交通安全に努めていきます。

平成元年の開所式
平成元年の開所式
「APL THAILAND」号と関門マーチス
「APL THAILAND」号と関門マーチス