海上保安レポート 2020

はじめに


TOPICS 海上保安庁、この1年


特集 海上保安庁新時代


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

7 海をつなぐ > Column Vol.16 教育旅行での学びの場を提供
7 海をつなぐ
Column Vol.16
教育旅行での学びの場を提供
第十一管区海上保安本部石垣海上保安部・石垣航空基地

平成30年6月26日、第十一管区石垣航空基地格納庫において、(一般社団法人)八重山ビジターズビューロー(YVB)、八重山教育旅行誘致委員会、石垣海上保安部及び石垣航空基地の4機関トップによる「八重山における教育旅行関係者の誘客、受入れ、学びにおける観光地域づくりの推進に関する協定書」が締結されました。

協定締結前、八重山地方では、自治体と民間が連携し、観光地域づくりをキーワードとして、教育旅行の誘致を推進しており、平成30年3月にYVBから石垣海上保安部に対し、教育旅行生(高校2年生370名)への講演依頼がありました。

依頼を受けて、石垣海上保安部長による業務講話を実施したところ、これが非常に好評で、以後も継続的な受入れの依頼がありました。

石垣海上保安部としても、尖閣諸島などの国境離島を抱え、日夜、領海警備業務をはじめとする様々な海上保安業務に励む海上保安官の姿を積極的にPRする絶好の機会と捉え、当庁では初めてとなる協定の締結が実現しました。

この取組みは、地元新聞紙に大きく取り上げられるなど、市民の関心も非常に高く、初年度の平成30年度は4校387名を受入れており、限られた旅行日程の中で石垣海上保安部所属巡視船の船内見学や、石垣航空基地所属航空機の見学等を通じて効率的かつ効果的なものとなるよう、工夫を凝らした対応を実施しています。

今後とも、より多くの学生に海上保安業務を理解していただくともに、そして、一人でも多くの学生に海上保安官を進路の選択肢としてもらえるよう引き続き受入れを行っていきます。

船橋にて業務説明
船橋にて業務説明
岸壁記念撮影
岸壁記念撮影