第六管区海上保安本部広島海上保安部では、瀬戸内を中心に活動するアイドルグループ「STU48」の劇場専用船である「STU48号」が平成31年4月に就航しました。令和元年6月に公演中に多数の傷病者が発生する事故が起きたことを想定し、合同救助訓練を実施し、STU48のメンバー24人のほか広島南消防署、中国運輸局、日本赤十字社広島県支部といった関係機関が参加しました。

STU48のメンバーは、真剣な眼差しで心配蘇生法やAEDの取扱訓練に取り組むとともに、火災を想定した総合訓練では、ステージ上で救命胴衣の着用方法を実演し、避難誘導時には先に乗客を避難させるなど、積極的に取り組んでいました。また、訓練参加者全員が事故発生時の救助手順を確認することにより、連携の強化が図られました。

今後も広島海上保安部では、訓練等を通して関係機関との連携を深め、さまざまな事案に対応できるよう備えていきます。

広島海上保安部長の講評

AEDの取扱訓練に臨むSTU48のメンバー