海上保安レポート 2020

はじめに


TOPICS 海上保安庁、この1年


特集 海上保安庁新時代


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

2 生命を救う > CHAPTER I. 海難救助の現況
2 生命を救う
CHAPTER I. 海難救助の現況
令和元年の現況
1 救助状況
(1)人の救助
①海浜事故

令和元年に海上保安庁が認知したマリンレジャー(遊泳中、釣り中等)に関する海浜事故の事故者は798人であり、このうち、自力救助を含め562人が救助されました。

一方、マリンレジャー以外(散歩中の海中転落、自殺等)の海浜事故の事故者は908人であり、自殺を除いた456人のうち、自力救助を含め184人が救助されました。


②船舶乗船中の事故

令和元年に海上保安庁が認知した船舶事故(船舶の衝突、乗揚、転覆等)に伴う乗船中の事故(負傷、海中転落等)者は626人であり、自力救助を含め562人が救助されました。

一方、船舶事故以外の乗船中の事故(負傷、海中転落、病気等)者は910人であり、自殺を除いた893人のうち、自力救助を含め704人が救助されました。


(2)船体の救助

令和元年に海上保安庁が認知した船舶事故隻数は、2,058隻であり、自力入港を含め1,839隻が救助されました。

2 巡視船艇・航空機の出動状況

海上保安庁では、巡視船艇延べ3,581隻、航空機延べ923機を出動させるなどして救助活動を行いました。

3 「118番」による通報(第一報)の状況

令和元年に海上保安庁が認知した人身事故2,616人、船舶事故2,058隻のうち、緊急通報用電話番号「118番」による通報(第一報)を行った件数は1,919件であり、このうち1,310件が携帯電話からの通報でした。