海上保安庁では、巡視船艇・航空機等による監視や緊急通報用電話番号「118番」への通報を基にした調査・取締り、測量船による調査等から、海洋汚染の発生状況等の把握に努めています。平成28年に海上保安庁が確認した海洋汚染の件数は437件で、前年と比べ45件増加しました。
近年の海洋汚染の確認件数を種類別に見ると、油による汚染の件数が最も多く、次いで廃棄物による汚染の件数が多い傾向となっています。汚染原因別に見ると、油による汚染の原因は、船舶燃料タンクの不計測を根本的な原因とする給油時の溢出し等、初歩的な取扱い不注意によるものが多くなっています。また、油以外の物質による汚染の原因は、故意によるものが多くなっています。
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