海上保安レポート 2006

●はじめに


■TOPICS 海上保安の一年


■特集1 国際展開する海上保安庁

■特集2 刷新図る海保の勢力


海上保安庁の業務・体制


■本編

治安の確保

生命を救う

青い海を護る

災害に備える

海を識る

航海を支える


海保のサポーター


海上保安官を目指す!


語句説明・索引


図表索引


資料編


資料編 > 海上保安をめぐる出来事

●海上保安をめぐる出来事


平成17年
2.12 中距離飛行機(ビーチ200T型)「MA817さしば」(那覇)、「MA819ピリカ」(千歳)解役
3.14〜3.23 3月14日マラッカ海峡において武装集団が日本籍タグボート「韋駄天」号を襲撃し、日本人2名、フィリピン人1名を誘拐3月15日〜23日事件概要の調査等のため海上保安庁職員2名をマレーシアへ派遣3月20日誘拐された3名がタイ海上警察によって無事保護
4.1 航海用電子海図をセル単位で提供、ライセンス制を導入
4.1 関西空港海上保安航空基地に機動救難士設置
4.1 航路標識事務所と海上保安部との統合完了
4.4 伊豆大島北方でケミカルタンカー「つばさ」転覆
4.6 新潟沖で韓国漁船違法操業を摘発
4.7 第1回海賊・海上武装強盗対策推進会議を開催(東京)
4.11〜4.16 第3回IHO臨時総会に参加(モナコ)
4.15〜5.13 福岡県西方沖地震の震源域海底調査を実施
4.15 下関港において、フェリーで不法出国を図ろうとしていた韓国人5名及び手引き船員1名を逮捕
4.25〜4.30 第18回国際海洋データ・情報交換システム(IODE)総会に参加(ベルギー・オステンド)
5.9 1 ,000トン型(高速高機能)巡視船進水「PL42でわ」と命名
5.10〜12.10 JICA集団研修「水路測量(国際認定 B級)II」コースを実施
5.11〜5.20 国際海事機関(IMO)第80回海上安全委員会(MSC80)に参加(英国・ロンドン)
5.12 長距離ジェット飛行機(ガルフV)「LAJ500うみわし」就役(羽田)
5.12 中距離ヘリコプター(シコルスキーS76C)「MH903らいちょう」解役(新潟)
5.23〜5.27 第6回ユネスコ政府間海洋学委員会/西太平洋海域共同調査(IOC/WESTPAC)総会に参加(ベトナム・ニャチャン)
5.23〜5.30 米国沿岸警備隊巡視船「JARVIS」が来日5月24日二国間合同訓練を実施(横浜)5月28日〜29日巡視船「JARVIS」、海上保安庁観閲式及び総合訓練に招待参加
5.24〜5.27 第8回北西太平洋地域海行動計画/ 海洋汚染緊急時対応地域活動センター(NO WPAP/MERRAC)フォーカルポイント会合及び第1回国家当局関係者会合に参加(韓国・大田及び仁川)
5.25 下里水路観測所で実施している人工衛星レーザー測距観測が測地学、世界測地系の導入等に貢献したことにより日本測地学会賞坪井賞を受賞
5.28〜5.29 平成17年度海上保安庁観閲式及び総合訓練を実施(東京湾)
5.31 対馬沖で「韓国漁船502シンプン号立入検査忌避事件」発生
6.1〜9.16 第6回未来に残そう青い海・図画コンクール作品募集
6.1 第2回海賊・海上武装強盗対策推進会議を開催(東京)
6.4〜7.7 海洋汚染及び海賊・海上テロ対策のため東南アジア周辺海域へ巡視船「やしま」を派遣(インドネシア及びマレーシア)6月14日〜16日日本・フィリピン・インドネシア三国合同流出油防除総合訓練に参加(インドネシア・ソロン)6月21日〜23日インドネシア海上保安機関職員等を対象とした乗船研修を実施(インドネシア・ジャカルタ)7月4日海賊・海上テロ対策官民連携訓練を実施
6.5〜6.11 海洋環境保全推進週間及び海上環境事犯一斉取締りを実施
6.7〜6.14 第19回コスパス・サーサット合同委員会(JC19)に参加(英国・ロンドン)
6.28〜6.30 日韓海洋環境監視実務者会議に参加(韓国・仁川)
6.28 大阪南港において中国籍貨物船乗組員による偽造クレジットカードの原板1,204枚の無許可輸入事件を摘発
7.1 伊勢湾、備讃瀬戸、関門海峡の各海上交通センターにおいて、AIS(船舶自動識別装置)を活用した次世代型航行支援システムの運用開始
7.2 海底火山「福徳岡ノ場」が噴火(半径約50〜100m、高さ約1,000mの連続的な水蒸気の噴出を視認)7月20〜22日、海底地形調査を実施
7.4〜7.10 中国交通部海事局主催の総合SAR訓練に巡視船「さつま」が参加
7.7〜7.12 大洋水深総図(GEBCO)委員会「第21回デジタル水深小委員会」に参加(メキシコ・アグアスカリエンテス)
7.7 日韓海上テロ対策合同訓練を実施(対馬)
7.9 山口県宇部港沖で液化エチレンタンカー「第二昭鶴丸」が衝突、液化エチレンガスを任意放出
7.11〜7.15 国際海事機関(IMO)第3回OPRC技術部会に参加(英国・ロンドン)
7.15 三重県熊野市沖でタンカー「旭洋丸」とケミカルタンカー「日光丸」が衝突し、火災発生
7.16〜7.31 全国海難防止強調運動の実施
7.22 千葉県九十九里浜沖でマルタ籍貨物船「WEIHANG9」が貨物船「開神丸」と衝突し、沈没
7.23 千葉県北西部を震源とする地震発生(最大震度5強、マグニチュード6.0)
7.23 大西洋の公海上を航行中の遠洋まぐろ延縄漁船船内にて殺人事件発生
7.27 チリ海洋情報部長が訪日し両機関の相互協力関係に関する意思書に署名
7.27 第3回海賊・海上武装強盗対策推進会議を開催し、中間とりまとめを策定
8.1〜11.13 JICA集団研修「海難救助・海上防災コース」を実施
8.4〜9.5 PSI海上阻止訓練及び海賊対策連携訓練のため東南アジア周辺海域へ巡視船「しきしま」を派遣(シンガポール及びブルネイ)8月15日〜19日シンガポール共和国主催PSI海上阻止訓練に参加8月27日ブルネイ海上警察等と海賊対策連携訓練を実施8月31日海賊・海上テロ対策官民連携訓練を実施
8.9 2 ,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)進水「PL51ひだ」と命名
8.10 山口県柳井市沖でキプロス籍貨物船「ASACONCERTO」が韓国籍貨物船「PINEPEA」と衝突し、沈没
8.16 宮城県沖を震源とする地震発生(最大震度6弱、マグニチュード7.2)8月27日〜9月20日震源域付近の海底地殻変動観測を実施、海底の移動を確認
8.18〜8.21 ロシア連邦保安庁沿海地方国境警備局警備艇「プリモーリエ」が来日8月19日合同訓練を実施(新潟)
8.26〜10.27 HNS汚染事故への準備及び対応に関する調査研究委員会を開催
8.31 全特定港(86港)に港内船舶津波対策協議会設置
9.1 平成17年度海上保安庁大規模地震災害対策訓練を実施
9.2 舞鶴港において、北朝鮮籍貨物船機関長を麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕
9.4 長崎県対馬南方沖で韓国籍貨物船「DONGJINPHENIX」が火災、無人漂流の末、長崎県五島列島祝言島へ乗揚げ
9.6〜10.15 JICA集団研修「海洋環境保全IIコース」を実施
9.12〜9.16 コスパス・サーサット北太平洋地域会議を開催(東京)
9.21〜9.30 漁船海難防止強化旬間を関係省庁と連携して実施
9.27〜9.28 第4回北西太平洋地域海行動計画/データ・情報ネットワーク地域活動センター(NOWPAP/DINRAC)フォーカルポイント会合に参加(中国・大連)
9.27 日中海上取締機関長官級会議を開催(神戸)
9.27〜9.29 第6回北太平洋地域海上保安機関長官級会合を開催(神戸)
9.28 根室沖で「第三新生丸衝突海難事件」発生、さんま漁船「第三新生丸」が転覆
10.1 特殊救難隊創設30周年
10.1 日露海上警備機関長官級会合を開催(神戸)
10.3〜10.6 大洋水深総図(GEBCO)委員会「第18回海底地形名小委員会」に参加(モナコ)
10.5 1,000トン型巡視船(高速高機能)進水「PL43はくさん」と命名
10.9〜10.18 パキスタン北部を震源とする大規模地震に際し、国際緊急援助隊救助チームとして海上保安庁職員を派遣
10.11〜10.14 新技術に基づく海上標識サービスに関する専門家会議を開催(東京)
10.17〜10.25 海賊・海上テロ対策のため、東南アジア周辺海域へ航空機(ガルフV)を派遣(マレーシア及びタイ)
10.21 2,000トン型巡視船(ヘリ甲板付高速高機能)進水「PL52あかいし」と命名
10.24〜10.28 日中韓露四カ国SAR実務者会合及び北太平洋四カ国合同捜索救助訓練の実施(東京及び舞鶴)
11.1〜11.7 海洋環境保全推進週間及び海上環境事犯一斉取締りを実施
11.1 FAL条約(1965年の国際海上交通の簡易化に関する条約)を締結
11.7〜12.6 第3回フィリピン海上保安人材育成プロジェクト「海洋環境保全及び海上防災セミナー」を支援
11.7〜11.25 JICA集団研修「海上犯罪取締り研修」を実施
11.7〜11.10 第35回コスパス・サーサット理事会(CSC35)に参加(カナダ・モントリオール)
11.14〜11.19 インド沿岸警備隊長官の訪日及び同国巡視船との連携訓練を実施11月15日長官級会談を実施(東京)11月17日連携訓練を実施(北九州)
11.24〜11.26 北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)第10回政府間会合に参加(富山)
11.30 マレーシア海上法令執行庁が正式運用を開始
12.5〜12.7 第7回国際水路機関戦略計画会議(SPWG)に出席(メキシコ・メキシコシティ)
12.6 第7回日韓海上保安当局間長官級協議に参加(韓国・仁川)
12.16 福岡県藍島沖でパナマ籍コンテナ船「YUEDA28」が乗揚げ、コンテナが流出
12.26 銭洲における地殻変動観測によりフィリピン海プレートの移動変化を検出
12.26 マラッカ・シンガポール海峡における電子海図を刊行
平成18年
1.12 海上保安庁のホームページ上で「海賊及び海上武装強盗情報」の提供開始
1.16〜1.18 第10回北東アジア地域世界海洋観測システム(NEAR-GOOS)調整委員会に参加(韓国・釜山)
1.17〜1.19 海賊・海上テロ対策のため、東南アジア周辺海域へ航空機(ファルコン)を派遣(フィリピン)
1.18 洋上救急累計600件達成
1.18 横浜港においてフィリピン籍貨物船乗組員等によるけん銃・大麻等密輸入事件を摘発
1.25〜1.26 有害危険物質による汚染事件への準備及び対応に関する専門家会合を開催(横浜)
1.30〜2.25 第3回フィリピン海上保安人材育成プロジェクト海上法令励行国際セミナーを支援
1.31 マレーシア海上法令執行庁次長が長官を表敬訪問
1.31 第4回海賊・海上武装強盗対策推進会議を開催(東京)
2.14〜3.3 海賊・海上テロ対策のため、東南アジア周辺海域へ巡視船「みずほ」を派遣(フィリピン)2月23日海賊・密輸対策洋上訓練を実施
2.20〜3.3 第8回西太平洋海域共同調査(WESTPAC)/北東アジア地域海洋観測システム(NEAR-GOOS)に関する海洋データ管理研修を実施(東京)
2.21 宮城分校研修修了者1,000人達成
2.27〜3.10 第10回無線通信捜索救助小委員会(COMSAR10)出席(英国・ロンドン)
2.28 海上保安庁と海上自衛隊による不審船対処に係る共同訓練を実施(若狭湾)
3.8〜3.9 「大陸棚画定の技術的課題に関する専門家会議」を開催(東京)
3.12 1,000トン型巡視船「PL108いわき」(福島)「PL112ちょうかい」(秋田)解役
3.12 30メートル型巡視艇「PC205はやぐも」(比田勝)、「PC213みやづき」(福岡)解役
3.13〜3.17 国際海事機関(IMO)第4回OPRC技術部会に参加(英国・ロンドン)
3.17 英国海洋情報部長が訪日し、海図発行に関する日英両国の協力枠組みに署名
3.18 1,000トン型巡視船「PL106りしり」(釧路)、「PL113のじま」(横浜)解役
3.18 350トン型巡視船「PM74くま」(鹿児島)、「PM86とね」(酒田)解役
3.21〜3.22 第2回アジア海上保安機関長官級会合・マレーシア海上法令執行庁設立式典に参加(マレーシア・クアラルンプール)
3.23〜3.24 日韓水路技術会議を開催(東京)
3.26 海上保安大学校卒業式に小泉内閣総理大臣出席
3.28〜3.29 第7回北太平洋地域海上保安機関専門家会合に参加(中国・杭州)
3.31 23メートル型灯台見回り船「LM114とくうん」ほか6隻解役