横浜海上保安部(神奈川県)巡視船「ひりゆう」の川名健太郎航海士補(24)は、平成17年10月9日千葉県九十九里浜で行われた全国ライフセービング選手権大会に参加し、大会用に特に精密に作られたレサシアン(訓練用人形)を使用したCPR(心肺蘇生法)コンテストで見事満点を獲得、優勝しました。
この大会は、日本ライフセービング協会が主催し、毎年1回開催されるライフセービング界の一大イベント。ビーチフラッグスやランスイムラン及びパドルボートレースなどライフセーバーとして必要な技術・体力を競技形式で競うもので、海上保安庁も後援団体として名を連ねています。
その大会での金メダルに宮内健横浜海上保安部長ほか職員諸氏も絶賛の拍手。夏期における市内プールでの溺者救助・蘇生の功績もあり「さすが、救急救命士」の声とともに、早速お茶、お菓子でささやかな祝勝会を行いました。
本人曰く「今後さらに技術に磨きをかけ、将来は特殊救難隊員を目指し、一人でも多くの人命救助に貢献します。」とズバリ!
優勝以後、海難防止講習会や各種イベント会場での実技指導はもとより、横浜海上保安部職員のCPR技術向上にも一役買うこととなり忙しい毎日を送る今日この頃であります。
▲金メダルを獲得した川名航海士補