我が国の海上輸送の中枢である東京湾においては慢性的な渋滞が発生しており、安全かつ効率的な船舶運航を実現する必要があります。
また、輸送効率の向上等のために船舶の大型化が進み、LNG(液化天然ガス)等の危険物取扱量も増加していることから、これら船舶が事故を起こせば大災害となります。
さらに、津波等が発生し、一斉に避難する船舶により湾内が混雑した場合には、船舶を迅速かつ円滑に安全な海域に避難させる必要があります。
このため、東京湾にある海上交通センターと4つの港内交通管制室を統合し、船舶交通を一体的に把握するためのレーダー等を整備した上で、船舶に対する情報提供、法律に基づく命令・管制を実施するシステムを構築していきます。