1 海上交通の現況



(1)東京湾における船舶通行量

   東京湾における近年の海上交通の動向をみると、船舶通航量は減少傾向にありますが、輸送効率の向上やコスト削減を図るため、船舶の大型化は進んでおり、また、危険物取扱量も増加していることから、仮に船舶事故が発生した場合には被害拡大の危険性が高まります。




【東京湾における通航船舶隻数の推移】


東京湾における通航船舶隻数の推移




【船舶の大型化の推移】

船舶の大型化の推移


【危険物荷役状況についての推移】
危険物荷役状況についての推移

(2)船舶事故の現況

 海上保安庁が認知した船舶事故隻数は減少傾向にありますが、東京湾における衝突・乗揚げ海難隻数は毎年変動しています。

【船舶事故隻数の推移(過去10年間)】
船舶事故隻数の推移(過去10年間)
【東京湾における衝突乗揚海難の推移】
東京湾における衝突・乗揚げ海難隻数

(3)過去の大規模海難の例

過去の大規模海難の例 第一宗像丸とタラルド・プロピーク衝突事故 ナオホトカ号油流出事故 コスタ・コンコルディア座礁事故 第十雄洋丸とパシフィック・アリス衝突事故 ダイヤモンドグレース乗揚事故 セウォル号転覆事故