航路標識の運用

船舶が安全かつ能率的に航行するためには、常に自船の位置を確認し、危険な障害物を避け、安全な針路を把握する必要があり、このための指標として灯台等の航路標識を設置、管理しています。


航路標識の種類と役割

  航路標識は、その用途に応じて配置し、国際的なルール・一定の基準に従って、塔などの色、光の色・強さ・光り方、電波の規格・型式などの機能を持たせています。

航路標識協力団体制度に関する検討会


 第204回通常国会において、航路標識法を改正し、「航路標識協力団体」を創設しました。同制度は民間団体が灯台の簡易な補修工事等を実施することを可能とし、海上保安庁が管理する航路標識の管理に資する制度です。
 海上保安庁では、「航路標識協力団体制度に関する検討会」を立ち上げ、全2回をもって、その運用基準(指定基準、監督基準など)について有識者の方々の意見を聞いて検討を進めます。 

 第2回 令和3年9月27日開催

  ・広報資料
  ・会議資料
    議事次第  配席図  委員名簿  資料
    議事録

 第1回 令和3年7月12日開催

  ・広報資料
  ・会議資料
    議事次第  配席図  委員名簿  資料
    参考資料  議事録

地域活性化に資する灯台活用に関する有識者懇談会


  海上保安庁が取り組む船舶交通安全政策の方向性と具体的施策を示す「第4次交通ビジョン(平成30年4月20日、交通政策審議会答申)」では、地方公共団体等による灯台の観光資源としての活用等を積極的に促すことにより、海上安全思想の普及を図り、これを通じて地域活性化にも一定の貢献を果たす「灯台観光振興支援」に取り組むこととされています。
 これを踏まえ、灯台を活用した地域活性化を図る取組を支援するため、有識者による懇談会を開催し、地域との連携のあり方や新たな灯台の活用方策などについて検討しています。

 中間とりまとめ

  ・ 広報(令和元年6月19日)  ・ 中間とりまとめ(概要)  ・ 中間とりまとめ(※印刷用(白紙あり)はこちら

 第3回 令和元年6月13日開催

  ・ 広報資料

  ・ 会議資料
     議事次第  配席図  委員名簿  資料1  資料2  資料3  資料4

  ・ 議事録

 第2回 平成31年4月19日開催

  ・ 広報資料

  ・ 会議資料
     議事次第  配席図  委員名簿  資料1  資料2  資料3  資料4  資料5
     参考資料1

  ・ 議事録

 第1回 平成31年2月18日開催
  
  ・ 広報資料
  
  ・ 会議資料
     議事次第  配席図  委員名簿  資料1  資料2  資料3  資料4
     参考資料1  参考資料2

  ・ 議事録

省エネ・エコロジー化


 災害時の停電等に左右されることなく安定的な運用が可能で、発電時に二酸化炭素を排出しない太陽電池を導入するほか、省エネ効果が高く視認性のよいLED(発光ダイオード)等へ更新するなどの
「クレーンエネルギーを利用した航路標識」を推進しています。



歴史的灯台の保存


 航路標識は、その長い歴史の中で、海上交通の安全と効率に寄与するだけでなく、古くから社会・文化の象徴として地元との緊密な関係を育んできました。

 交通部では、そうした地元との交流を大切にし、今後一層の海上交通業務への理解、親しみを得るため、地域の歴史や文化に根ざした景観形成にも寄与するよう、地方自治地などと連携し、灯台など航路標識としての目的及び機能を維持しながら、地域に親しまれる灯台の整備も行っています。


地域に親しまれる灯台

 地域に親しまれる灯台として、岬の先端などに設置された良好な景観を形成している灯台において、地方自治体などと連携し、灯台周辺の公園化整備、灯台への展望台・灯台資料展示館の併設など、地域住民・観光客に親しまれる「岬のオアシス構想」に取り組んでいます。


 また、地域の観光資源、特産品などをモチーフに、あるいは港周辺の歴史的な街並みとの協調を図るなどにより、地方自治体などと連携して、「灯台のデザイン化」を行っています。