Column Vol.05
奄美大島沖で座礁! 危機迫る! 悪条件下での空からの救出劇! 機動救難士が乗組員8名全員を救助!
第十管区海上保安本部総務部総務課、奄美海上保安部、古仁屋海上保安署、鹿児島航空基地、那覇航空基地
奄美大島沖で座礁! 危機迫る! 悪条件下での空からの救出劇! 機動救難士が乗組員8名全員を救助!
第十管区海上保安本部総務部総務課、奄美海上保安部、古仁屋海上保安署、鹿児島航空基地、那覇航空基地
令和4年10月25日午前3時15分ころ、起重機船「第八瑞穂丸」から第十管区海上保安本部運用司令センターに「奄美大島の枝手久島で乗り揚げ、浸水している。乗組員は無事である」旨の118番通報があり、直ちに巡視船・航空機を現場に急行させました。
浸水により船体が約15度傾斜した甲板上に3mの大波が押し寄せ、沈没の危険が予測される状況の中、那覇航空基地所属の回転翼機、機動救難士及び奄美海上保安部所属巡視船が連携し、海難に対応しました。
風速毎秒12m、うねり3mを超える悪天候に加え、そばには機動救難士の進入を阻む高さ約21mの船体構造物がある極めて危険かつ困難な状況において、卓越した技術と息の合った連携で、乗組員8名全員の吊上げ救助を完遂しました。
これは、日々高い救助技術を身につけるべく積み重ねた厳しい訓練の成果です。
今後も一人でも多くの方を救助できるよう、引き続き訓練に取り組み、万が一の事故に備えます。