Column Vol.15
第33回人事院総裁賞受賞機動救難士18年連続勤務
第十一管区海上保安本部那覇航空基地
第33回人事院総裁賞受賞機動救難士18年連続勤務
第十一管区海上保安本部那覇航空基地
那覇航空基地「上治 悟」機動救難士(現、海上保安学校教官)は、平成14年10月、福岡航空基地(現、北九州航空基地)に海保初の機動救難士4名が配置された時の一員として機動救難士の道を歩み始め、以後、鹿児島、那覇、石垣の各航空基地において、18年もの長きにわたり機動救難業務にあたってきました。
18年間の勤務歴は、全国の機動救難士の中で最長を誇り、この間の出動は延べ494件、救助人員は171人にのぼります。
平成30年9月には、鹿児島県沖永良部島の岩場に孤立した釣り人3人の救助において、岩場に降りて吊上げ救助の準備中、大波の襲来を受けながらも、要救助者に覆いかぶさって波にさらわれるのを防ぎ、3人を救助するなど、困難な事案にも的確に対応してきました。
こうした長年にわたる機動救難士としての業務に従事したことや、豊富な経験を活かして後進の指導・育成にも精力的に取り組むなど、国民生活の安全確保に大きく貢献したことが認められ、第33回人事院総裁賞受賞となりました。