海上保安レポート 2022

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 守り抜く、日本の海。


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

2 生命を救う > CHAPTER I. 海難救助の現況
2 生命を救う
CHAPTER I. 海難救助の現況
令和3年の現況
1 救助状況
(1)人の救助
①海浜事故

令和3年のマリンレジャー(遊泳中、釣り中等)に関する海浜事故の事故者は820人であり、このうち、自力救助を含め611人が救助されました。

一方、マリンレジャー以外の海浜事故(散歩中の海中転落、自殺等)の事故者は808人であり、自殺を除いた402人のうち、自力救助を含め197人が救助されました。


②船舶乗船中の事故

令和3年の船舶事故(船舶の衝突、乗揚、転覆等)に伴う乗船中の事故(負傷、海中転落等)者は573人であり、自力救助を含め511人が救助されました。

一方、船舶事故以外の乗船中の事故(負傷、海中転落、病気等)者は819人であり、自殺を除いた808人のうち、自力救助を含め633人が救助されました。


(2)船体の救助

令和3年の船舶事故隻数は、1,942隻であり、自力入港を含め1,709隻が救助されました。

2 巡視船艇・航空機の出動状況

海上保安庁では、巡視船艇延べ2,916隻、航空機延べ807機を出動させるなどして救助活動を行いました。

3 「118番」による通報(第一報)の状況

令和3年に海上保安庁が認知した人身事故2,447人、船舶事故1,942隻のうち、緊急通報用電話番号「118番」による通報(第一報)を受けた件数は1,824件であり、このうち1,300件が携帯電話からの通報でした。