Column Vol.14
点灯75周年記念普代村と合同で陸中黒埼灯台塗装を実施
釜石海上保安部交通課
点灯75周年記念普代村と合同で陸中黒埼灯台塗装を実施
釜石海上保安部交通課
昭和22年4月に地元漁船の安全操業のため「普代灯柱」が建設され、地元の漁協により管理されておりました。その後、昭和41年6月に名称を「陸中黒埼灯台」に改め、現在は釜石海上保安部によって維持・管理され、令和4年4月には点灯開始から75周年を迎えました。
令和元年には「恋する灯台」に認定され、「燈の守り人」としてオリジナルキャラクターが設定されるなど、普代村の海の道しるべや観光の目玉としても利活用されております。
しかしながら、灯台は経年により表面に細かい苔や汚れが目立ち、特に囲障はほぼペンキが剥がれ、コンクリートがむき出しとなっており少し古ぼけた印象となっておりました。
そこで、地域を支え、地域に愛される灯台の美観を確保するため、点灯75周年記念イベントとして、釜石海上保安部と地元住民が一体となって行う合同塗装を計画しました。
合同塗装の計画書を普代村役場に説明すると、本イベントに快諾いただき、当部としても船の安全航行や観光拠点としての「陸中黒埼灯台」の重要性について再認識することができました。
合同塗装当日は晴天に恵まれ、青空の中、村長をはじめとした村の幹部職員十数名と地元小学生に参加いただき、釜石海上保安部職員とともに作業を実施、灯台は見事、建設当時を偲ばせるような真っ白な姿を取り戻しました。
陸中黒埼灯台は、これからも普代村の海の道しるべとして、また、普代村の観光のシンボルとして活躍していくことが期待されます。