Column Vol.12
地元小学生139名が離岸流を目撃
第七管区海上保安本部唐津海上保安部
地元小学生139名が離岸流を目撃
第七管区海上保安本部唐津海上保安部
唐津海上保安部管内には佐賀県内有数の海水浴場や磯遊びができる海岸があり、県内外から多くの海水浴客が訪れます。
海水浴を安全・安心に楽しむために海の危険を知ってもらおうと、近隣小学校等から児童139名、教師等16名を招待し唐津市消防本部、唐津市教育委員会、佐賀県水難救済会の協力を得て「海岸での離岸流調査」を実施しました。
離岸流を簡単に説明すると海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことをいいます。
「いつの間にか海岸から遠く離れちゃった」
「いくら海岸に向かって泳いでも沖に流される」
などの現象は離岸流に乗っている可能性があります。
離岸流調査については、シーマーカーと呼ばれる着色剤を波打ち際から投入し、流れる方角、範囲、速度等について目視及び唐津市消防本部のドローンによる撮影にて流測を行う方法で調査を行いました。
実際に離岸流が現れ可視化できた時には「これが離岸流か!」「本当に出るんだ!」などの驚嘆の声が上がっていました。
この時の離岸流の発生動画や離岸流に巻き込まれた時の対処方法については、第七管区海上保安本部海洋情報部HPや唐津海上保安部HPにて確認ができますので一度ご覧になってみてください。
離岸流調査映像:唐津市提供