第二管区海上保安本部・青森海上保安部では、日本海側沿岸部の監視を強化するとともに、関係機関との連携の深化及び地元自治体とのより一層の情報共有・連絡体制を確立することにより、北朝鮮からのものと思料される漂流・漂着木造船事案に対し、これまで以上に迅速・的確に対応するため、冬季の一定期間、青森機動監視隊（Mobile Marine Patrol：MMP）を編成するとともに、巡回パトロール等の拠点となる青森県鰺ヶ沢町役場に海上保安官連絡所を設置しました。

令和元年11月4日には、青森県知事（代理：危機管理局長）をはじめ青森県日本海側の6つの沿岸自治体から市長・町長の出席を得て、青森県鰺ヶ沢町において海上保安官連絡所設置式及び青森MMP出動式を実施しました。

青森MMPは、巡回パトロールにより自ら発見した木造船のほか、監視に当たる巡視船・航空機や漁船・住民等からの通報により数多くの木造船の確認・調査を行うなど、これまでにも増して迅速・確実な監視・調査活動を展開し、地域住民の安全・安心に寄与しました。

海上保安官連絡所設置式

深浦町木造船調査

深浦町木造船調査

つがる市木造船調査