平成30年の海洋汚染の現状について

○海洋汚染の件数は414件
 平成30年の汚染確認件数は414件(前年比11件減)であり、うち油による汚染は283件(68%)でした。
○船舶からの油排出による汚染は165件
・船舶からの油排出による汚染は、165件(前年比28件増)でした。
・船種別では、漁船からの排出が64隻で最多、次に作業船が20隻でした。
・排出原因別では、取扱不注意が67件で最多、次に船舶海難が62件でした。
・取扱不注意による排出は、船種別では漁船からの排出が19隻で最多、次にタンカーが13隻でした。
・取扱不注意による排出の内容は、バルブ開閉不確認が15件で最多、次にタンク不計測が14件でした。
・取扱不注意による排出は、オーバーフロータンクの設置やスカッパーの閉鎖等の万が一の油の排出を防止する措置が実施されていない若しくは措置が不十分なものがほとんどでした。
○廃棄物による汚染は113件
・廃棄物による汚染は113件(前年比12件減)であり、うち109件が不法投棄でした。
・漁業関係者による不法投棄は前年の半数と大幅に減少したものの、事業者及び一般市民による不法投棄は増加しました。
 以上の傾向を踏まえ、海洋環境保全講習会、訪船指導、訪問指導、海洋環境保全教室等の対象者に応じた指導・啓発活動を実施してまいります。
※本資料の構成比は小数点以下第1位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

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