平成 29 年の海上犯罪取締りの状況

◇ 平成 29 年の海上犯罪の送致件数は前年比 252 件増加の7,962 件(+3.3%)、送致人数は前年比 212 人増加の 5,071 人(+4.4%)となり、この 5 年間で最多となっています。

◇ 各種法令別の送致件数の割合は、海事関係法令違反が 43.5%と最も多く、次いで漁業関係法令違反が 33.7%、刑法犯等が9.3%、海上環境関係法令違反が 7.9%となっており、例年と比べ大きな変化はありません。

◇ 各種法令別の送致件数を前年と比較すると、漁業関係法令違反が 263 件増加の 2,681 件(+10.9%)と最も増えており、これについては、潜水器を使用した悪質な組織的密漁から放流等により漁業者が育成・管理する水産資源を個人消費の目的で密漁するものまで、多岐にわたっています。

◇ 薬物等の密輸事犯については、過去最大量の金地金や数百キロ グラム単位の覚醒剤の密輸事件を相次いで摘発しました。

◇ 海上保安庁では、引き続き、国民の安全・安心を確保するため、海上で行われる様々な犯罪行為の未然防止や取締りに努めてまいります。


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