海上保安レポート 2023

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 海上保安能力のさらなる強化


海上保安庁で働く「人」

Column Vol.01 海保初自前の事業用操縦士(飛行機)誕生

海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 海上交通の安全を守る

7 海をつなぐ


語句説明・索引


図表索引


資料編

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海上保安庁で働く「人」
Column Vol.01
海保初自前の事業用操縦士(飛行機)誕生
北九州航空研修センター

令和2年4月に海上保安庁で初めてとなる飛行機操縦士養成施設として発足した北九州航空研修センター。当庁では、これまでは飛行機操縦要員を防衛省に委託して養成していましたが、令和4年8月、ついに海保初の『自前』の事業用操縦士(飛行機)が北九州航空研修センターから誕生しました。

発足してすぐに新型コロナウイルスが流行し思うように訓練が進まず、教官も研修生も苦しい思いをしました。そのうえ北九州航空研修センターには寮がなく、研修生寮としているホテルが療養施設となったときには他のホテルを転々とするなど、苦労を耐え忍んできました。そういった中でも、教官の試行錯誤に加え、研修生の努力と忍耐により、入校から約2年半、飛行機基礎課程1期生の2名が事業用実地試験に合格し、北九州航空研修センターを巣立ちました。

令和4年12月現在、2期生全員が自家用実地試験に合格し、事業用実地試験合格に向けて日々訓練や勉学に取り組んでいます。10月には新たに3期生も加わり、ますます教職員・研修生が一丸となって、事業用操縦士資格取得に向けて訓練に励んでいます。

実技訓練の研修生2名
実技訓練の研修生2名
北九州航空研修センター発足後初の事業用(飛行機)実地試験合格者
北九州航空研修センター発足後初の事業用(飛行機)実地試験合格者
修了式後の写真撮影(前段右から1人目、4人目が研修生)
修了式後の写真撮影(前段右から1人目、4人目が研修生)