不法入国事犯の取締り強化

近年、船舶による不法出入国事犯については、密航斡旋ブローカーの関与がうかがわれる数人規模の密航事件及び退去強制歴を有する船員が不法上陸した事件を摘発しており、小口・巧妙化の傾向が続いています。

密航事犯の背後には、海外犯罪組織の関与はもとより、日本国内に密航を斡旋する手引者が存在することが多くあり、海上保安庁では、密航者を検挙した後も関係機関と連携して捜査を継続し、事件の全容解明に努めています。