海上保安庁 採用職員の声・6




所属職名 三河海上保安署国際取締官
初研修了年月 平成22年12月
出身地 大分県
作成時年齢 34歳
採用時の受験資格 四級海技士(機関)

入庁前の経歴

  入庁前はフランス料理店に調理師として約6年間勤務し、同職退職後、静岡県にあります国立清水海上技術短期大学校にて海技免状を取得し海上保安庁に入庁しました。

入庁の経緯

  私は父親が漁師で幼少期から海が好きだった事及び、私が生まれる前に父が底引網漁業を操業中に船が転覆し海上保安庁に救助された話を聞き、小学生の頃より海上保安官になり人命救助をしたいという夢を抱いていました。

  しかし、高校での勉強不足で学力が足りず海上保安官の夢を諦め調理師の道を歩むことにし、調理師専門学校を卒業後飲食店で約6年間、料理人として修行を積み自分の店を持ちたい等の思いはありましたが、24歳の時に、今後の人生について真剣に向き合った時に、一度諦めた海上保安官になり人の為になる仕事がしたい、と強く思った事がきっかけで海上保安官をめざしました。

現在の仕事

  現在は、名古屋海上保安部三河海上保安署で国際取締官を拝命しており、主に外国船舶が日本の領海に入域する際に提出しなければならない船舶保安情報の受付や税関や警察等と合同で行う外国船舶への立入検査等を行なっております。

  また、中国語の国際捜査官でもありますので、中国人が関係する事件事故が発生した場合に派遣要請を受けた際は部署等関係なく現場へ急行し被疑者や参考人の事情聴取、取調べ等を実施したり、管区外の大型巡視船に臨時乗船し中国、台湾の漁船や公船に対し警備広報を実施する業務を行ないます。

仕事をする上で大切にしていること

  海上保安庁の業務は警備救難業務や交通業務等、多岐にわたりますので、自分の担当はここまでと線引きすることなく、積極的に様々な業務に挑戦する気持ちを大切にしています。

  他業務で取得した知識が本来業務に活かせる経験をした時は、海上保安官としての幅が広がる感覚があります。

  また、約6年間一般企業で勤務しておりましたので、そこで培った感覚を忘れず業務に従事するよう心がけています。

今後の目標

  門司分校での初任者研修後、巡視船艇に5年間、陸上職員として2年間、警備救難業務に従事し、いろいろな事件事故を経験させて頂き、刑事業務のスキルを磨いてきました。これからも積極的に業務を遂行し、将来は第四管区、刑事業務の一翼を担う人材となっていけるよう努力していきたいと思っています。

 

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