海上保安庁 採用職員の声・3




所属職名 仙崎海上保安部巡視艇さざんか機関士補
初研修了年月 平成29年6月
出身地 鹿児島県
作成時年齢 41歳
採用時の受験資格 三級海技士(機関) / 三級海技士(航海)

入庁前の経歴

 大学卒業後、自動車デイーラーで営業職勤務
 退職後、海員学校専修科にて海技免状を取得(4級海技士 機関・航海)
 民間海運会社の船員として11年間勤務(曳船部門・防災船部門)

入庁の経緯

 九州南西海域工作船事件が発生した2001年、当時私は自動車デイーラーで営業職に就いていましたが、地元近くには拉致被害者が拉致されたとされる現場もあり、私の住む身近に工作船が来ていることに憤りを覚えるとともに、この事件に対応する海上保安庁の巡視船を目の当たりにすることで「海上保安庁へ入庁し日本の海を守りたい」という思いを抱きました。

 その後、船員として勤務していた際も、幾度となく海難現場に遭遇し、かつて抱いていた「日本の海を守りたい」という思いが更に強くなり、有資格者採用試験を受験しました。

現在の仕事

 初任者研修終了後、仙崎海上保安部所属の中型巡視船の勤務を経て、現在は同じく仙崎海上保安部所属の小型巡視艇に機関科職員として勤務しています。

 船舶の運航・保守整備においては、機関科・航海科問わず自らの経験を活かし、乗船経験の浅い者に対する知識・技術の伝承を行い、海難事故が発生した際は、曳船・防災船勤務の経験を活かし対応しています。

 また、司法警察職員として海上犯罪等の取締りに従事しており、事件捜査や海上警備の経験を積んでいます。

仕事をする上で大切にしていること

 船舶の運航・保守整備に関しては、かつて民間船の機関長という立場での乗船経験もあり、機関科職員としてだけではなく、船舶職員として常にプロ意識を持って職務についており、若い世代の職員に対しても、プロ意識をもって職務に臨むよう伝えています。

  また、自分はもとより全ての乗組員が、絶対に怪我をしない・させないという意識で職務についています。

今後の目標

  現在は、より現場に近い小型の巡視艇で警備業務を学んでおり、将来的には更にレベルの高い巡視船職員となるべく経験を積み、より上級の海技免状の取得も含め、努力していきたいと思っています。

 

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