不法入国事犯の取締り強化


我が国における船舶利用による不法入国事犯については、かつて多発した密航船による集団密航事犯ではなく、一般商船を利用した数名規模の不法上陸事犯や、訪日大型クルーズ客船の観光上陸許可制度を悪用した不法上陸事犯を摘発しており、その手口は小口化の傾向が続いています。
このため海上保安庁では、我が国の治安及び法秩序を乱すこうした事犯を厳格に取締り、外国から入港する船舶に対する立入検査や本邦周辺海域における監視・警戒、国内外関係機関との連携と情報収集活動を行うことにより、不法入国対策を推進し、不法上陸者の水際阻止を図っています。


・木造漂着船への立入検査 ・船内煙突部に潜んでいた密航者