我が国周辺海域の豊富な水産資源を狙い、違法操業を行う外国漁船は後を絶ちません。
これら外国漁船は、夜間や荒天下に排他的経済水域(EEZ)の境界付近などの遠方海域で違法操業を行い、さらには巡視船艇・航空機の接近を察知すると摘発を逃れるため長時間にわたって逃走するなど、その態様は広域化、悪質化しています。
海上保安庁では、引き続き、関係機関のほか地元漁業者などの地域住民との連携・協力を図り、情報収集・分析活動に基づく巡視船艇・航空機の効率的な運用を図るとともに、逃走・妨害等を行う外国漁船を停船させるために必要な能力のさらなる向上を図ることにより、厳正かつ的確な監視取締りを実施しています。