1.状況
11月11日、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により観測を実施しました。主な観測結果は以下のとおりです。
[観測結果]
・新島:11月1日の観測結果と比較し、新島の台地はやや縮小しているものの、島の大きさに大きな変化は認められなかった。
・活動:新島の北端から立ち上がる白色噴気を確認した。また、新島北側の海面で、円形の白い泡状の小規模な湧出を認めた。
・変色水:福徳岡ノ場を中心とした直径約3㎞の範囲に濃い黄緑色の変色水を認めた。
福徳岡ノ場の南東約20㎞付近に直径約2㎞の黄緑色の変色水及び軽石と思われる浮遊物を認めた。
2.東京工業大学理学院火山流体研究センター野上健治教授(航空機同乗)のコメントは以下のとおりです。
今回の観測結果から、福徳岡ノ場における海底火山活動は沈静化したとは言えず、熱活動も未だに活発な状態である。
当庁が実施した調査結果は、随時、海上保安庁海洋情報部HPの「海域火山データベース」にて公開しています。
Webアドレス:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/list-2.htm
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