西之島の噴火について(3月9日観測)

1.噴火の状況
3月9日午後、第三管区海上保安本部羽田航空基地の所属航空機により、西之島の火山活動の観測を実施しました。
詳細は以下のとおりです。

【調査結果】
・噴 火 中央火口から連続した噴火が認められる。
灰色の噴煙が最大高度約1,000mまで達している。
噴石の飛散範囲は中央火口丘の麓までで収まっており、前回(2月17日)と比較して、大きく変化はしていない。
・溶 岩 前回と同様に中央火口丘の北東側中腹から北岸方向へ溶岩が流下し、海へ流入しており、溶岩流の先端から白色の水蒸気が認められるほか、東岸からの溶岩の海への流入も継続している。
北岸方向への溶岩の流下距離は1kmに達している。
また、新たに中央火口丘の南西の中腹からも溶岩の流下が認められる。
・変色水 西岸~北岸~東岸にかけて黄緑色の変色水が認められる。
一方、2月4日に西之島の南方約5海里(約9km)で確認された変色水については、認められなかった。

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