海水浴での「フロート使用中の事故」に気を付けましょう!

 間もなく始まる子ども2の夏休み。夏休みに、海水浴に出かける方も多いのではないでしょうか。
 海水浴は楽しいものですが、海は、天気、風向、風速、潮位、潮の満ち引きなどにより大きく姿を変え、それが事故につながることがあります。
 海上保安庁の平成21 年から平成30 年までの10 年間の事故情報によると、子どもの海での遊泳中の事故者数(溺水、漂流による帰還不能など)は累計583 人に上り、平成30 年中は70 人(前年比+18 人)で過去10 年間で最も多くなりました。

 子どもが海で使用する遊具には、浮き輪やフロートなどがありますが、フロートは、風による影響を特に強く受ける遊具です。海上保安庁によると、平成30年中の事故の中には、フロートに乗った子どもが陸からの風により沖に向かって流された事例が複数見られ、中には、4歳児が溺れて中等症3になった事故も発生しました。フロートに乗って、一度、子どもが流されてしまうと自力で帰還することは難しく、すぐに発見されなければ死に至ることも考えられ、大変危険です。

 海で楽しくフロートで遊ぶために、主に以下のことに注意しましょう。

事故を防止するためのアドバイス
(1)フロートの対象年齢を確認しましょう。
(2)保護者はフロートに乗った子どもから目を離さない、手を離さないようにしましょう。
(3)ライフジャケットを正しく着用させましょう。
(4)遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。
(5)風の強い日は使用を控えましょう。
(6)フロートの上で立ったり座ったりするときは慎重にさせ、取っ手がある場合は、しっかりつかまるように教えましょう。

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