荒天時の走錨等に起因する事故の再発防止に向けて海上空港など重要施設の周辺海域を優先的検討対象として選定

 昨年9月、台風21号による強風等の影響で油タンカー宝運丸が走錨し、関西国際空港連絡橋に衝突する事故が発生しました。
 海上保安庁では、荒天時の走錨等に起因する事故の再発防止について検討するため、学識者及び海事関係者等による有識者検討会を昨年10月に設置、同年12月の中間報告を踏まえ、関西国際空港周辺海域における安全対策(原則として船舶の航行を禁止)を本年1月に講じたところです。
 さらに、同検討会報告書(本年3月)を受け、今後全ての海域において、船舶交通の安全確保を目的としつつ、重要施設の存続に甚大な影響を与えることのないよう、荒天時の走錨等による事故の再発防止に必要な対策を講ずることとしており、今般、海上空港(連絡橋)など優先的に対応策を検討する施設のある海域を選定(※)しました。
 なお、これらの海域については、海事関係者や施設管理者等とともに対応策を検討・策定し、本年7月頃までを目処に公表する予定です。
※各海域における検討等を踏まえ、追加等がありえます。

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