○ 平成29年に海上保安庁が確認した海洋汚染の件数は425件
(前年比12件減)であり、うち油による汚染が約7割。
○ 船舶からの油排出は、船種別では漁船からの排出が最多。
○ 取扱不注意による油排出の原因者年齢構成は、51歳以上が約7割であり船員の高齢化と比較しても高い傾向。
○ 取扱不注意の内容は、タンカー及び貨物船に多いのが「バルブ開閉不確認」、漁船及びプレジャーボートに多いのが「タンク不計測」、旅客船に多いのが「作業の失念」。
○ 取扱不注意による油排出50件のうち、48件が万が一の排出を防止する措置(オーバーフロータンク設置、スカッパー閉鎖等)を不実施、また実施していた2件も措置が不十分。
○ 不法投棄は、前年に比べて大幅に増加し、うち漁業関係者による不法投棄が大幅に増加。
○ 以上の傾向を踏まえ、海洋環境保全講習会、訪船指導、訪問指導等の対象者に応じた啓発活動を実施してまいります。
併せて、万が一の油排出を防止する措置の実施も指導してまいります。
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