コラム:入港カレーの味 |
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本土から遠く離れた洋上での長い調査航海では、毎日3度の食事は乗組員にとって大切な楽しみの一つ。連日の厳しい業務を元気に乗り切るためには、味の善し悪しはもちろんのこと、栄養バランスやメニューのバラエティも重要で、調理を担当する職員の苦労は並大抵ではありません。大しけの時でも、揺れる船内できちんと食事を作らなければならないのです。 そして乗組員が首を長くして待つのがいわゆる「入港カレー」。測量船では入港日にはカレーが出されるのが伝統で、船毎に歴代シェフに引き継がれてきたそれぞれの味があります。 航海が終わりにさしかかり、船内にカレーのにおいが漂ってくれば、母港はもうすぐです。 |
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