1.大陸棚限界への挑戦 ① |
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我が国が国連海洋法条約を批准したのは平成8年のことでしたが、海上保安庁は条約が採択された直後からやがて来る国連海洋法条約体制に備え、大陸棚の延長申請に向けた取り組みをスタートしました。 25年間の調査を通じて活躍した測量船「拓洋」は、昭和58年に就役しました。大陸棚調査では200海里を越えるはるか南方の広大な海域をくまなく調査する必要があるため、「拓洋」は、効率的な調査を可能とする最新鋭の調査機器を搭載し、長期間の航海にも耐えるよう、海上保安庁で初めての大型船として建造されました。また、平成10年には「拓洋」を上回る大きさの測量船「昭洋」が建造され、大陸棚調査に追加投入されました。 |
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