特集Web版 「科学の力で海を拓く」~大陸棚限界への挑戦~
2.(1)マルチビーム音響測深機の進歩③
マルチビーム測深技術の進歩
昭和末期までは直下水深しか測定することのできないシングルビーム測深機を使用していましたが、昭和58年に採用したマルチビーム測深機は扇状に照射する複数の音波ビームから幅広い地形データを瞬時に取得でき、その性能は時代とともに向上していきました。
以上のように、大陸棚調査に用いられたマルチビーム音響測深機の進歩は、効率的かつ精密な海底地形の把握を可能とし、大陸棚調査に大きく貢献しました。
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