三管区の勤務の現場
経理補給部
補給課
Q. 入庁した動機やきっかけ
入庁のきっかけは、兄が先に入庁していたことから、保安庁について詳細に教えてもらえたことが大きいです。それと小さいころ、夏休みに訪れた祖父母の家から、よく海に泳ぎに行っていたこともあり、海のことも好きだったので自分に合っていると思い、入庁を目指しました。
Q. 大学校・学校での思い出
私は主計科なので船で調理を行う役割なのですが、卒業前に教官指導の元、各員に担当を任されてフルコースを作り、学生課教官に振舞うという調理実習がありました。私はパン担当で、初めてパンを作るため本屋で買ったパン作りの本で勉強して調理実習で練習し、パンをうまく焼けるようになれたのがうれしかったです。そして普段は指導で怖い印象がある学生課教官たちに、フルコースを振舞った際、おいしいと言ってもらえたことが思い出に残っております。
Q. 現在の仕事のやりがいや魅力
私は今まで船に乗り、調理や船員としての業務に就いていたのですが、今現在は陸上職員として補給業務に就いております。海上保安庁の仕事は、大きく船勤務と陸上勤務に分かれるのですが、船は救助や警備と役割が多種多様で、陸上もそれ以上に多様な業務があります。船と陸上ともに多様な業務があるので、各々の事情や適性に合う業務があるのが魅力と思います。
Q. 入庁して一番印象に残っていること
現場に出てすぐに測量船という海図作成のデータを集める船に乗ったのですが、東日本大震災があり、私が乗っていた測量船も現地に赴きました。当時現地で行った測量業務は、津波被害後に船が港に着岸できるのか、瓦礫の有無についての港内海底調査でした。巡視船による保安業務だけではなく、港の復旧や物資搬送の道筋のために調査することも人や海を守る大事な業務なのだと知った出来事でした。
Q. 今後の目標
船と陸上の両方の経験を活かし、船の事情と陸上の事情をうまく取り持ちながらサポートできる人材になることです。船にいたころは知らなかった事も陸上からは見えてくることがあるので、船の要望実現できるようサポートできる職員を目指します。
Q. 海上保安庁を希望する学生へのメッセージ
海上保安庁は、警備や捜査することもあれば、救助に当たることもあり、海図を作る業務もあり、交通支援もあり、試験センターでは化学分析もあります。非常に多種多様です。受験するあなたに向いている業務がきっとあると思いますので、興味が有ることや知識や経験を活かせそうな分野があれば、ぜひ保安庁受験を目指してみてください。
Q. 今の職場の働きやすさ
ライフワークバランス(海保ではライフが先)が推進されており、個人の事情に合わせた勤務ができます。また、休暇も冠婚葬祭関連に特別休暇があり、年次休暇も最大40日あり時間単位で使えるので、様々な事情に対応しやすいと思います。休暇も冠婚葬祭関連に特別休暇があり、年次休暇も最大40日あり時間単位で使えるので、様々な事情に対応しやすいと思います。