三管区の勤務の現場

総務部総務課企画係
広報・地域連携室員

Q. 入庁した動機やきっかけ

子供のころから家族で海水浴へよく遊びに行っていたこともあり海が好きでした。幼いころから警察官に憧れていたところ、高校生の進路選択のとき、母親に「海上保安大学校」を紹介され、当時海上保安庁についてあまり知らなかったので、オープンキャンパスに参加しました。実際に海上保安大学校を見て教育カリキュラムや当時の学生の方のお話を聞き、とても魅力を感じたことがきっかけで入庁しました。

Q. 大学校・学校での思い出

海上保安大学校は1学年当時約40人と一般的な大学とは異なり少なく、とても同期の繋がりが強いです。高校卒業後、地元を離れての寮生活は慣れるまでは厳しいと感じるときもあったと思いますが、今では同期との楽しい思い出が記憶に残っています。また乗船実習についても各寄港地での食べたものや訪れた場所は今でもあのお店に行ったな~、また行きたいな~と思い出すことがあります。特に遠洋航海で訪れた場所をテレビなどで目にすると、懐かしい気持ちになります。

Q. 現在の仕事のやりがいや魅力

総務課企画係という現在の部署では、イベント等で直接一般の方と関わる機会があります。その際に、イベントへ参加された方から「頑張ってください!」「応援しています」と言っていただくことや特にわが子と同じ年齢くらいのお子さんから「かっこいい!」と言ってもらえることが嬉しく、またやりがいに繋がっています。

Q. 入庁して一番印象に残っていること

それぞれの異動先での経験また人が今の私をつくりあげているので、一番は決められないのですが、海上保安大学校卒だからこその初任地での経験をお伝えすると、操船指揮や取り締まりの指揮、入港船舶の情報があれば立入検査の指揮など、いわゆるリーダーを赴任してすぐに任されます。もちろん責任もありますが、意見を聞きながら自分の考えをチームに伝え、みんなの意思統一を図ってから業務にあたることにやりがいを感じつつ、貴重な経験をさせてもらいました。

Q. 今後の目標

私の今の目標は、「この人と一緒に仕事ができて良かった」と思える環境をつくることです。先ほども申し上げたように、それぞれの異動先での「人」が私を造り上げています。当庁は数年での部署の異動や転勤がありますが、私は「この上司と一緒に働くことができてよかった!この人と一緒に働けてよかった!このチームでよかった!」と思える部署を経験しています。それは自分の考え方が変わったり、自信につながったり、自分が成長できたと思える経験をしたからこそ感じるものです。 今まで船、補給や計理とさまざまな分野の業務に携わりましたが、その時ってやはりこの人たちと一緒に頑張りたい!この人たちのためなら!と思えるチームなんですね。みんなが最大限の力をお互いに発揮しあえる環境が、業務を遂行するうえであと押ししてくれるものなので、大事だなとつくづく感じます。

Q. 海上保安庁を希望する学生へのメッセージ

チームとして一緒に働きませんか。

Q. 今の職場の働きやすさ

私は第一子出産後約2年の育休後に一度復帰し、第二子出産後約1年半の育休を経て今に至ります。
第一子復帰の際は、勤務時間:9時5分~17時20分 フルタイム
現在は勤務時間:9時5分~16時20分 1時間の育児時間

現在2人の子の育児中ですが、復帰当初は風邪が流行ると子供たちも体調をくずしやすく出勤できない状況が多々ありました。今も時々保育園から呼び出しがあります。職場では周りの方の理解を得ながら看護休暇やテレワークなどを活用し、子どもの体調が悪ければ病院へ連れて行ったり、そばで看病したりできています。運動会や発表会には必ず出席させてもらえていますし、子どもたちも私の姿を見つけると、とっても喜んで手を振り返してくれます。海上保安庁は、育児中に使用できる制度を自分にあった働き方で選択できるので、働きやすい環境だと感じています。

Q. 女性でも活躍できる職場かどうか

海上保安庁は男性職員の多いイメージがあるかもしれませんが、積極的に女性職員の採用また登用の拡大が図られ、右肩上がりで女性職員の人数は増えています。船での生活環境も整備されてきていますし、さらに女性船長や本庁・管区本部でもさまざまな業務への配置があるため活躍する職域もどんどん広がっています。
仕事と家庭の両立も制度面も環境面も整っていますので、育児で仕事を諦めることはなく、自分の選択がしやすい、自分の能力を発揮できる環境にあると思います。

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