特集 海上保安制度創設60周年記念

1.海上保安庁激動の10 (p.4〜25)

海上保安庁は昭和23年の創設以来、60年にわたり我が国の海の安全を守っています。そのうち、平成10年からのここ10年は、緊急通報用電話番号「118番」の運用開始(同12年)や九州南西海域における工作船事件(同13年)、練習船「海王丸」座礁海難(同16年)、竹島周辺海域における海洋調査(同18年)等の事例があり、海上保安庁にとってまさに「激動の10年」でした。

ここでは、平成10年から同19年までに起こった主な事例をピックアップして紹介しています。

2.海洋基本法を見据えた海上保安庁の取組み
  〜新たな海洋立国の実現に向けて〜
(p.26〜37)

平成19年に施行された海洋基本法及び本年3月に策定された海洋基本計画により、今後「新たな海洋立国の実現」に向け、様々な取組みが具体化していくこととなります。

海上保安庁は、新たな海洋立国の実現に向けその一役を担っていきます。ここでは、具体的な取り組みとして、巡視船艇や航空機の代替整備や複数クルー制拡充といった体制の充実、海洋に関する情報を整備するための海洋調査、大規模海難ゼロに向けた海上交通の安全施策について紹介しています。

庁旗掲揚

3.海上保安庁のあゆみ (p.38〜42)

昭和23年からの海上保安庁に関係する事例を年表形式でまとめ、これまでの海上保安庁のあゆみを紹介しています。

海上保安庁の任務・体制 (p.43〜48)

本編 (p.49〜104)

訓練
救急救命士による手当
災害に備える
航空レーザー測深による対馬南風ノ波瀬付近の記録

治安の確保 (p.49〜62)

海上保安庁の密輸・密航、密漁など様々な海上犯罪に対する取組みや、海賊、テロ、不審船・工作船対策及び海洋権益保全のための警備活動について紹介しています。

生命を救う(p.63〜70)

海上保安庁の海難救助やマリンレジャーの安全推進のための取組みについて紹介しています。

青い海を護る(p.71〜76)

海上保安庁の海洋環境保全対策や海上環境事犯の摘発について紹介しています。

災害に備える(p.77〜84)

海上保安庁の事故災害対策や自然災害対策について紹介しています。

海を識る(p.85〜92)

海上保安庁が実施する海洋調査や海洋情報の提供について紹介しています。

航海を支える(p.93〜98)

船舶交通環境の維持・向上のための取組みについて紹介しています。

海を繋ぐ(p.99〜104)

海上保安庁における国際的な取組みを紹介しています。

目指すは海上保安官 (p.105〜116)

現場での海上保安官の活動を紹介するとともに、どうすれば海上保安官になれるか、その後の進路はどうなるのかを紹介しています。

H12「118番」運用開始
H13九州南西における不審船事件
2,000トン型巡視船「ひだ」「あかいし」
青い海
美保関灯台
北太平洋地域6か国の各国代表