ロランC
Long Range Navigation-C:ロランとは複数の地上の送信局から送信される電波を使用する双曲線航法システムで、その変遷に応じてA→B→Cというタイプがあり、現在も運用されているロランCは長波帯(100kHz)の電波を使用するものです。船舶はロランCの電波を専用の受信機で受信することにより、自船の位置を測定することができます。日本では、十勝太(北海道)、新島(東京都)、南鳥島(東京都)及び慶佐次(沖縄県)に送信局を設置して、距岸約1,100海里の海域をカバーする北西太平洋チェーンを運用しています。