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海上保安をめぐる主な出来事
(9年9月〜10年8月)
来島海峡海上交通センターの運用開始(10年1月)
 海上保安庁では、船舶交通がふくそうする海域において、船舶の安全かつ能率的な運航を確保するため、海上交通に関する情報提供と法令に基づく航行管制を一元的に行う海上交通センターの整備を進めており、52年2月の東京湾海上交通センターの設置に始まり、順次整備を図っている。
 来島海峡は、燧灘と伊予灘をつなぐ瀬戸内海の要衝で、4つの水道が狭く屈曲し見通しが悪く、強潮流であることに加え、船舶が潮流に乗って航行する場合(順潮の場合)は中水道を航行することとし、潮流に逆らって航行する場合(逆潮の場合)は西水道を航行することとしている、いわゆる「順中逆西」という特別な航法を定めている我が国有数の海の難所であることから、同海峡を航行する船舶の安全を確保するため、我が国で6番目の海上交通センターとして、10年1月1日に来島海峡地区を対象海域とした来島海峡海上交通センターの運用を開始した。
来島海峡海上交通センター
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