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海上保安をめぐる主な出来事
(9年9月〜10年8月)
人工衛星レーザー測距観測から父島の動きを検出(9年10月)
 8年9月から12月にかけて、父島及び下里水路観測所(本土基準点)において、可搬式レーザー測距装置、測地衛星「あじさい」等を用い、レーザー測距同時観測を行った。この観測データと63年1月から3月にかけて行った観測データとを解析した結果、父島は下里が位置するユーラシアプレートに対して年間6.6cmの速さで西北西の方向(北から時計回りに291度の方向)に動いていることが判明した。これは、父島が位置するフィリピン海プレートとユーラシアプレートの理論的な運動予測と良く一致しており、両プレートが接する駿河トラフや南海トラフ等における海溝型地震発生のメカニズムを理解する上で貴重な資料となる。
可搬式レーザー測距装置
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父島の動き
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